【随時更新】カルチャーセンター再開決定

6月1日(月)よりカルチャーセンター再開です。
受講生の皆様には、順次電話連絡がいくと思いますが、取り急ぎ第一報ということで。

引き続きの感染予防対策として、使用教室や座席配置の変更、消毒、換気など可能な限りの措置をとっていただけるということなので、過度に恐れる必要はないと思いますが、最後は個々の事情もふまえてご判断ください。
なお、出席者は全員マスクの着用をお願いします。

正式に連絡のあった教室から、休講明け初回の講座日をリストアップしていきます。

・TAMAカルチャーカレッジ
 第1土曜クラス 6/6
 第4木曜クラス 6/25

・綱島カルチャーセンター
 第1土曜クラス 6/6
 第2・4金曜クラス 6/12

・厚木カルチャーセンター
 第1水曜クラス 6/3


色鉛筆画・作例(いろいろな技法)

普段の描き方とは違うけど、気になっていた技法を試してみました。

1.グリッド書き

元写真や下絵と本紙に同じように細かい升目を引き、一個一個が対応するようにして形を取っていく方法です。
下絵の転写に昔から使われてきた方法で、色鉛筆画で有名な吉村芳生さんは、この描き方で升目1個ずつ描いてました。
知り合いにもこの方法を使っている人はいて、話には聞いていましたが、「別にトレスでいいんじゃね? 升目引くとか大変そう」と思って今までノータッチでした。
先日ふと思い立って、photoshopで升目を引く方法を調べてみたら、思いの外簡単だったので、ちょうどカルチャーの生徒さんからケント紙を使った写実画のリクエストをもらっていたこともあって、一枚描いてみました。

一時カメラに凝りかけたことがあって、その時使っていたニコンの一眼レフです。
レンズは全部売ってしまいましたが、本体はあまりに買取が安かったので(確か¥1000とか)、なんとなく手元に残っていました。

描いてみての感想は、細かいモチーフは案外トレスより正確に描けるかも。
塗りに入ったあとも、周囲の升目で微妙な狂いを測れるので、「いつの間にかおかしくなっていた」という心配がない。
描きながらグリッドを消していくので、部分ごとに仕上げていく描き方専用。

写真に忠実な細密画を描くなら、ありだなと思いました。

 
2.こってり塗り

いわゆる写真みたいな色鉛筆画の描き方で、YouTubeの早送り動画でよく見かけます。
プリズマカラーというとても柔らかい色鉛筆(国内ではカリスマカラーが同等品)と、比較的ツルツルの紙(ケント紙等)で、紙目の奥までしっかり塗り込んでいきます。
以前ちょっと試し書きした感じでは、フラットな紙にゴリゴリ塗り込むとタッチが残ったり細かな紙目が浮き出てきたりで、汚らしい絵肌になってしまい、それっきりスルーしてましたが、
たまたま見た動画にアップで写ったシーンがあって、よく見ると、別に絵肌はそんなに整ってない。
ネットの縮小画像にはこれがあるから、絵は原画を見るまで判断できません。
「それなら」というわけで、一枚。

昔から、「プリズマカラーはクレヨン」と思っていましたが、まさにそのクレヨン性がいかんなく発揮される描き方でした。
初手からこってり塗り込んでいくので、ネリゴムは一切効かない。
濃い色の上に明るい色を乗せて、明度の調整が出来る(さすがに覆い隠すのは無理)。
黒が締まるので、インパクトのある絵になる。
強い筆圧で描くので、指が痛くなる。

今回は写真に寄せようとしてしつこく攻めすぎて、絵肌がさらに荒れてしまいましたが、2.3色でスマートにグラデーションを作っていけば、もっときれいに仕上げることは出来ると思います。

 
どの技法も長所短所があって、いい勉強になりました。
同時に、やっぱり今までの自己流の描き方が一番性に合ってるというのも再確認できたので、また新鮮な気持ちに次の一枚に向き合えそうです。


額縁補修

規格品の額縁は手頃なお値段で重宝しますが、物によっては、あまり丁寧に作られているとは言えないものもあります。
多くの種類が、オーダーメイドも受注しているので、倍以上の金額を払ってそちらを利用すれば、上質なものを手にすることは出来ますが、中には規格専用のものもあり、「どうしてもこれを使いたい」となると、選択肢は2つ。
細部の仕上がりは妥協するか、自分で補修するか。

というわけで、今回は補修についてです。

昨年の個展で初めて使って以来お気に入りのラーソンジュール製「カレ(白艶)」。
細身の竿に控えめの彫り装飾、塗装はエナメル白。
明るい色調の柔らかな作品によく合いそうな素敵なデザインです。
お値段は、大衣(509×394mm)で¥7700と規格額の中ではそこそこする方ですが、通販なら35%引き程度で販売しているお店は何店もあるので、実質¥5000といったところでしょうか。

ただ、残念なことにこの額、四隅の組み合わせ部分の仕上げが非常によろしくない。

彫りの段差面が木地のままなので茶色が目立つし(きちんと作ってあるものは、目立たないように表面と同じ色が塗ってあります)、側面の隙間もそのままで、おまけに塗膜が欠けていたりと、本当に45°にカットして組んだだけという代物なのです。
まあ、普通は額縁の側面なんて視界に入らないから、展示するだけなら気にしなくてもいいのかもしれませんが、販売品として値段をつけるとなると、ちょっとこのままというのはいただけません。

補修方法ですが、使うのは車の補修用のタッチアップペンです。
ホワイトだけで何十色もありましたが、ホームセンターにはサンプルがなかったので、適当に選びました。

表面や彫りの段差部分は薄く、側面は一度紙ヤスリで広めに落としておいてから盛り上げ気味に塗ります。
タッチアップペンの付属ブラシではこんな繊細な作業は出来ないので、極細のナイロン筆を使います。
はみ出した部分は、シンナー薄め液で落とせるので、多少広めに塗っても大丈夫です。

完璧に補修跡がばれないように仕上げることは難しいですが、補修前よりはぐっと良くなったと思います。

白い額でも、形状の単純なものなら、パテを刷り込むだけで簡単に溝を埋めることも出来ます。
これは、某額縁製造会社で働いていた時に、実際に使っていました。

限られた予算で品質の良いものをとなると、多少のDIYも必要ですね。