空想画の描き方

いい本を見つけたので、紹介。

James Gurney
アメリカのイラストレーターで恐竜と人間の共存する世界を描いたイラストブックDINOTOPIAシリーズの作者。spectrum誌でも多数の受賞歴を持つ大ベテラン。作品は全て油彩。

想像の世界を現実のように描くための技法書で、作者の制作スタイルが包み隠さず公開されています。

本画に取り組むまでに、いかに多くのプロセスを踏んで、イメージを確固たるものにしていくか。
ラフスケッチから始まり、写真資料を揃えるのはもちろん、自分でモデルをしたり、粘土で模型を作ったり、とにかく手間を惜しまない。
下準備の重要さがよくわかる一冊です。

絵と写真がたくさん使われているので、それだけを見ていてもだいたいのことはわかりますが、文章の量も相当で、久しぶりに辞書を持ち出して読みました。

近日中に2冊目が発売予定。
どこかの出版社が和訳して出してくれるといいのですが・・・。