ホワイト黄変実験

油絵の具のホワイトは時間と共に黄色く変色する傾向があるので、その変化をちゃんと認識しておくための実験。

ひと月たって、大筋の傾向が見えてきました。


まずチタニウムとパーマネントではクサカベが激しく黄変。
リクインを混ぜた物も同傾向。
シルバーは両メーカーとも大差なし。

よってチタニウムとパーマネントのみを使うならホルベインの方が白さを保てて良し。
シルバーも使うようなら黄変度合いに差が無いクサカベの方が良さそう。
ただ、ホルベインの絵の具はそもそもの練りが硬く、必然的に画溶液を多く混ぜることになるので、その分の黄変を加味すると、また結果は変わってくるかも。

そして、メーカーパンフレットでは黄変の少なさをうたっているホルベインのセラミックは、意外にもシルバーと同程度に黄変している。

某サイトで大絶賛されているブロックスのフレークホワイトは黄変というかむしろ黒変気味。

ちなみに、クサカベのパーマネントのみが乾燥に一週間近くかかりました(他は2~3日)。

ということで、しばらくはホルベインのチタニウム&パーマネントをうまく粘度調整して使うことにします。