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色鉛筆ART-Garden・デモンストレーション日程

7/2(日) 13:00~14:00

何を描くかは、たぶんかなり直前になってから決めると思います(告知しないかも)。
実演中も質問等大歓迎です。気軽に話しかけてください。
配信などはしませんので、この場限りの一期一会ということで、ぜひ会場でお楽しみいただければ幸いです。
※私の回については、撮影は構いませんが、動画はご遠慮ください。

他に、
7/1(土) 14:00~15:00 Momojiさん
7/2(日) 14:30~15:30 おかもとゆみさん
が予定されています。

絵を描かれる方、始めてみようかと迷っている方、単に描いてるところを見てみたい方、全員welcomeです。
ご都合つくようでしたら、ぜひどうぞ。


色鉛筆ART-Garden

グループ展のお知らせです。
昨年6月に文房堂ギャラリー(神田)で行われた「色鉛筆画19人展2022」から心機一転タイトルと場所を変えて、今年も色鉛筆画グループ展あります。
展示・原画&プリントグッズ販売に加えてデモンストレーションの予定もあり、会場に足を運んでこその充実した内容になると思います。
ぜひ今からご予定を空けておいていただければありがたいです。
実演の日時は、決まり次第追ってお知らせいたします(日曜午後になると思います)。

「色鉛筆ART-Garden」
2023年6月28日(水)~7月3日(月)
11:00~19:00(初日12:00から/最終日17:00まで)
ミレージャギャラリー
特設webサイト https://cpag2023.jimdofree.com
※新作メインの出展予定(展示・販売)
在廊:6月28日、30日、7月2日、3日 各日終日


北海道旅行記・4

北海道旅行記・1
北海道旅行記・2
北海道旅行記・3

太陽の森・ディマシオ美術館は、新冠町の廃校になった旧・太陽小学校を改装して2010年にオープンした日本で唯一ジェラール・ディマシオの作品が常設展示されている美術館です。
ディマシオは、1938年生まれのフランス人幻想絵画作家で、過去には1988年、92~93年に、東京・大阪他各地を巡回した展覧会で、その類まれな作品が大きな注目を集めました。
私が彼の作品を知ったのは、そのずっと後(2000年以降)、当時通っていたカルチャーセンターの玉神先生から画集を見せてもらったのがきっかけで、技法・構成・世界観、全てが理解のはるか上にあって、いつか原画を見てみたいとずっと思っていました。
新冠町に美術館が出来たことは、だいぶ前から知っていましたが、北海道の奥地ということで、なかなか気軽に行ける場所ではなく、そのうちそのうちと先延ばしにしていたのを、5年前からカルチャーの講師をやるようになり、徐々に生徒数も増えて少し気持ちに余裕が出てきたのか、今年に入って「よし! 行こう」とふと思い立ったのです。

作品のサイズが大きいことは知ってはいましたが、実際に目の前にすると、一瞬で世界に引き込まれてしまいます。
おそらくはエアブラシを併用していると思われる人手を感じさせない筆致も、作品のコンセプトに合っていて、全てが世界観の表現のために極限レベルで調和しています。
一枚一枚がいくらでも見ていられるほど表現豊かで、滞在時間を計画の倍以上とれたことに本当に感謝しました。
画集でさんざん見ていた作品たちの原画を堪能した後は、いよいよ世界最大の油絵の展示された旧体育館につながる廊下を進みます。

横27m、縦9m。

それはあまりに衝撃的で、完全に絵画の範疇を超えていました。

作品は上下左右に鏡が配置され、中央付近は鏡の上に立つことができ、画面が無限に続いているかのように見える仕掛けになっています。
まさに絵の中に入ってしまったかのような感覚。
これはもはや「鑑賞」ではなく「体験」なのだと、この初めての出来事に心が震えるのを頭が理解するのに、しばし時間がかかりました。
アートにはここまでの力があるのか・・・。

絵を描くことは、世界を創造すること。

日頃から意識していることではありますが、その究極を目の前にして、あっという間に2時間半という時間が過ぎていきました。

旅もいよいよ終わりが近づいてきました。
ディマシオ美術館から14:26発のコミュニティバスに乗り、市街地に戻っていきます。
新冠町は、日本有数のサラブレッドの産地でもあり、途中の牧場にはたくさんの馬が放牧されていました。
道の駅の前のバス停で道南バスに乗り継ぎ、終点のJR鵡川駅から1両編成の電車で苫小牧へ。
この鵡川駅の乗り換えが16分しか余裕がなく、乗り損ねれば次の電車は約2時間後なので、タクシーを使ってでも室蘭本線の駅に向かわないと、帰りの飛行機に間に合わないという最後の難所でしたが、特に問題なく無事乗車(一応、タクシールートでも間に合う便を取ってはありました)。

計画通り、飛行機の出発約2時間前に空港に着いたので、ここで夕食。
やっぱり北海道といえば海の幸ですよね。
事前に調べて決めていた「きくよ食堂」で、いくら・うに・かに、の3色丼を注文。

1日目は疲労困憊でお寿司こそ食べれませんでしたが、最後に名物を味わえて、満足な締めくくりとなりました。


北海道旅行記、いかがでしたでしょうか。
計画通りに行かないのが旅の醍醐味という言葉をまさに体現したかのような、盛りだくさんの1泊2日でした。
旅、いいものですね。
機会があれば、今度はまた別の土地にも足を伸ばしてみたいと思います。