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色鉛筆・耐光実験(ダーウェント・ライトファスト編)結果

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一週間経過したので、さっそく結果を見ていきます。

お見事、退色ゼロ!
Heather、Wild Lavenderあたりは、退色してもおかしくない色調なので、これがびくともしないのは、さすがといっていいでしょう。
まあ、個人が適当にやってる実験なので、過去の他ブランドの実験との比較がどこまで有効なのかはなんとも言えませんが、とりあえずライトファストの耐光性は当てにして良さそうです。
これでもっと鮮やかな原色系のピンク、パープル、ウルトラマリンブルーあたりがラインナップに入っていたら、飛びつく人も出てくる気がします。
ただ、一番の問題は、バラ売りしているお店が皆無で、メーカー通販でも同色6本単位だということ。
最初はセットを買うにしても、使い切った色を1本ずつ補充できないのは、1本¥715もする消耗品としてどうなんでしょう。

1. 耐光性について、同社他製品との比較の検証結果を公式ページで公表する。
2. 1本単位で買えるようする。
3. 原色のラインナップを増やす。

この辺が整えば、オイルベース系の最高級品として、唯一無二のブランドになると思います。


色鉛筆・耐光実験(ダーウェント・ライトファスト編)

以前、カランダッシュ・パブロとリラ・レンブラントポリカラーで実験した記事を載せたことがありますが(ポリクロモスも実験はしてます)、先日の色鉛筆ART-Gardenであだち雅さんからライトファストをたくさんお借りすることができたので、久しぶりに耐光実験をやります。
ライトファストは、オイルベースの退色に強い色鉛筆という売り文句で、価格は脅威の1本715円(税込み)!! ルミナンスを抑えて国内最高値です。
描き心地に関しては、ポリクロモスにかなり近い印象。
同じオイルベース同士なので、まあ予想の範囲内です。
もしパブロのような粉っぽい感じだったら、レギュラー昇格もあり得たので、そこは残念でした。

退色しやすいウルトラマリン~マゼンタの色相のものをほぼ全て持ってきてもらったのですが、どれもダーウェントらしい渋い色味で、これは「退色に強い特殊な原料・工法で作られたもの」というより「そもそも退色に強い色味でラインナップを揃えた色鉛筆」なのでは、とちょっとうがった見方も。
過去の実験は、直射日光に1週間晒して、カバーした部分と比較するという形でやっていたので、今回もこれから一週間日晒しにして結果を確認したいと思います。

忖度一切なし!
どんな結果が出ても、そのまま正直に公表します。


あの頃は安かった

ちょっと調べたいことがあって楽天の購入履歴を見返していたら、16年前に買ったカランダッシュ・パブロ120色セットが今ではありえない税込み17700円。
確か当時は定価でも1本168円(税別160円、消費税がまだ5%でした)だったはずなので、特別すごい値引きなわけではありませんが、それでも今の価格(定価1本371円、120色44880円・amazonで33400円)と比べてしまうと・・・。
ちなみにポリクロモスは250円くらいで、似た書き心地だったから安い方をと買った記憶があります(今はパブロのほうが高い)。

物の値段って何なんでしょうね。