絵画制作一覧

ホワイト黄変実験

油絵の具のホワイトは時間と共に黄色く変色する傾向があるので、その変化をちゃんと認識しておくための実験。

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ひと月たって、大筋の傾向が見えてきました。

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まずチタニウムとパーマネントではクサカベが激しく黄変。
リクインを混ぜた物も同傾向。
シルバーは両メーカーとも大差なし。

よってチタニウムとパーマネントのみを使うならホルベインの方が白さを保てて良し。
シルバーも使うようなら黄変度合いに差が無いクサカベの方が良さそう。
ただ、ホルベインの絵の具はそもそもの練りが硬く、必然的に画溶液を多く混ぜることになるので、その分の黄変を加味すると、また結果は変わってくるかも。

そして、メーカーパンフレットでは黄変の少なさをうたっているホルベインのセラミックは、意外にもシルバーと同程度に黄変している。

某サイトで大絶賛されているブロックスのフレークホワイトは黄変というかむしろ黒変気味。

ちなみに、クサカベのパーマネントのみが乾燥に一週間近くかかりました(他は2~3日)。

ということで、しばらくはホルベインのチタニウム&パーマネントをうまく粘度調整して使うことにします。


画材の輸入

ただいまアメリカのBLICKというお店からマットカッターを輸入中。

日本で買うと¥29800もするところを、定価160ドル(この時点で十分安い)の43%オフでなんと90ドル。他に小物を少々買って、一番の懸念材料だった送料も、意外と安くて44ドル(到着まで約10日)。
以前amazon.comで本を買った時、結構な送料とられた上に到着までひと月近く待たされたのを考えると、7kgもあるマットカッターがこの値段でしかも早く来るというのは、まったく予想外でした。
もちろん円高も大きく効いているは言うまでもありません。

まだ肝心のマットカッター自体がどれほどの物かという根本的な不安はあるものの、これで自分でマットが切れるようになれば、わざわざお店に行って高い金額払う必要もなくなるので、大いに期待したいところ。

ちなみにマットの値段は店で切ってもらうと、世界堂でも大衣で1枚¥750くらいですが、全判で買うと1枚¥1000~¥1500で大衣4枚とれます。

使い勝手はまた後ほど。


空想画の描き方

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いい本を見つけたので、紹介。

James Gurney
アメリカのイラストレーターで恐竜と人間の共存する世界を描いたイラストブックDINOTOPIAシリーズの作者。spectrum誌でも多数の受賞歴を持つ大ベテラン。作品は全て油彩。

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想像の世界を現実のように描くための技法書で、作者の制作スタイルが包み隠さず公開されています。

本画に取り組むまでに、いかに多くのプロセスを踏んで、イメージを確固たるものにしていくか。
ラフスケッチから始まり、写真資料を揃えるのはもちろん、自分でモデルをしたり、粘土で模型を作ったり、とにかく手間を惜しまない。
下準備の重要さがよくわかる一冊です。

絵と写真がたくさん使われているので、それだけを見ていてもだいたいのことはわかりますが、文章の量も相当で、久しぶりに辞書を持ち出して読みました。

近日中に2冊目が発売予定。
どこかの出版社が和訳して出してくれるといいのですが・・・。