絵画制作一覧

色鉛筆画・作例(模写)


BIONDINA(部分模写)/フレデリック・レイトン

オリジナルは1879年の油彩画。
私の最も尊敬する英国の画家フレデリック・レイトン卿の画集からピックアップしました。

大学時代、新宿の紀伊国屋書店でたまたま見つけた画集に一目惚れし、以後画集は見つけ次第購入。
国内に原画が来た時は、同じ展覧会に2回行ったこともあります。

模写してみたい絵はたくさんあり、それもできれば同じ油彩でというのが正直なところですが、とりあえず今回は使い慣れた色鉛筆で。
下書きもグリッドやトレスをせずに描いたので、微妙な狂いはあると思います。
さすがに元作品の画像を並べて載せる勇気はありません。
どうしても気になる人は検索してみてください。


画材による表現の違い


色鉛筆画(オリジナルコーティング合成紙)
148mm×101mm


油彩画(板)
147mm×102mm


水彩画(コットン100%紙)
160mm×124mm

油彩画は、2018年当時、一向に求める表現にたどり着けず、長らく休止していたのですが、このままやめるのか、もう一度挑戦するのか、そろそろ方針を決めなければと思い、現在、試行錯誤の沼に再び足を踏み入れています。
色鉛筆ではなかなか難しい重厚な絵を作りやすい一方、繊細な表現には、特化した知識と技術、そして何より忍耐を要求されるので、自分にあったちょうどいい落とし所が見つかるか、まだまだ入り口です。

水彩画は、気休めで描き始めた程度で、今のところ本格的に大きな作品を描くつもりはないのですが、せっかくなので同じ題材を描いてみました。
あまりラフだと、並べたときに見劣りしすぎるかと思い、先月の投稿に比べれば、ずいぶんしつこくいじっています。
紙はミューズのランプライトを使いました。
最初、ウォーターフォードの中目か荒目にしようと思って買いに行ったのですが、一時間以内で一枚描けちゃうことを考えると、思い切ってたくさん使えるほうがいいなあと、ちょっと安かったランプライトにしてみました。

しばらく展覧会の予定のない今だからこそ、研究にじっくり取り組んでおこうと思います。


スケッチ風水彩画

以前、知人の水彩画家・菊地和広さんの個展を見に行った時、「水彩で勢いよく描くスケッチ風の絵もいいよなあー」と思い、帰りに確か1万円以上したセットを衝動買いしたのですが、その時はまだまだ色鉛筆で手一杯で結局ほとんど触ることもなく月日は流れ、最近少し心境の変化もあって、久しぶりに引き出しの奥で眠っていたセットを出してきて使ってみました。
外でサラッと描くことを念頭に、サイズはSMくらいで下書きから完成まで1枚30分~1時間以内と決めて、道具も当時買ったセットと水筆1本のみ。
水彩は初心者同然なので、逆に気負わずのびのび描けて、また短時間で一応は見れるところまで描けるいうのも新鮮で、少し続けてみようかと思うほど楽しく遊んでいます。
紙もパルプとコットンの違いとか、知識としては知っていましたが、実際に使ってみると違いがよくわかり、やはり何事も経験だなあと実感。
ということで、今後もちょいちょいお遊び水彩画を載せるかもしれません。