何かに所属しているという安心感

3年間お世話になっていた日本イラストレーター協会を先月で退会しました。

同会主催のイラストコンテストで初めて賞をいただいたことがきっかけで入会し、その後、協会経由でイラストの仕事をいただいたことなどもあり、実に多くの新しい経験と有益な情報をいただくことができました。
しかし、同時にイラストレーターの仕事というのがどういうものなのかということも具体的に知ることになり、自分の目指す方向とは決して小さからぬ差があることもわかってきました。
協会に籍を置かせてもらっていたことは、大きな心の支えでしたが、今は、新しい舞台での勝負に集中できるよう、少しでも身軽になっておくことを優先しました。

ホームページもこのブログも更新が滞りがちですが、筆は毎日握っています。
今年も気がつけば、もう残り二ヶ月半ですね。
いろいろと「いつまでに何をしたい」が詰まっているので、自分の中の締め切りを一つでも多くこなせるように、手と頭をうまく使っていきたいものです。


アクリル絵の具あれこれ

新発見…ではないのですが、ゴールデン(日本代理店はターナー)の技術情報が実はかなり充実していて、少しでもアクリル絵の具に縁のある人にとっては、まず読んでおいて損のない内容が盛りだくさんです。

ゴールデン・テクニカルインフォメーション
http://www.turner.co.jp/art/golden/technicaldata/justpaint/jpindex.html

「油絵の具をアクリル絵の具と使う」(最新記事より)
http://www.turner.co.jp/art/golden/technicaldata/justpaint/jp24/jp24article2.html

日本ではリキテックスの圧倒的知名度に押されて、完全にマイナー扱いのゴールデンですが、こういう技術情報を堂々と公開する姿勢は、とても好感が持てて、ちょっと応援したくなります。

※リキテックスも本国の英語サイトには、結構読み応えのありそうな記事もあるのですが、やっぱり英語で読むのは大変。いつかじっくり腰を据えて読んでみようとは思うものの、なかなか手が回りません。


ルフラン・チタニウムホワイト

ルフランの油絵の具を愛用する者として、せっかく知り得た情報なので記しておきます。

ルフラン専門家用油絵の具のチタニウムホワイトは、メーカーサイトの組成表や日本語版のカタログ(今もあるのかな、うちにあるのはもう何年も前のものですが)では、顔料がPW6(二酸化チタン)のみとなっていますが、実際にはPW4(酸化亜鉛)が含まれています。含有率は10%以下ということです。
実際の絵の具のチューブは2年くらい前からPW6とPW4の両表記になっているので、現物を手にとって確認すればわかることですが、カタログ類は昔の表記基準のままなので、純粋なチタニウムホワイトと思って買うと失敗します。要注意です。

ちなみに表記の変更は、表記基準が変わったためのようで、組成自体は変更ないそうです。つまり昔からずっと酸化亜鉛は入っていた、ということ。

酸化亜鉛(ジンクホワイト)の弊害については、ホルベインが特に注意喚起に熱心な一方、マツダはほとんど無視状態。海外メーカーもあまり気にしていない様子で、ほとんどのホワイトがジンクホワイトとの混成です。

写実派の専門家はシルバーホワイトを使う、抽象派はそんなこと気にしない、初心者はそもそもそんなことわからない、であまり大きな問題にはならないのかもしれませんが、自己流で変な描き方をしていると、そういう需要の谷間にはまり、苦労するハメになります。

純粋なチタニウムホワイトで、ルフランのようなクリーミーな練りのものがあったらどなたか教えてください。