白い紙が欲しい

色鉛筆画で、明るいところを残していく描き方の場合、紙の色は重要です(水彩もですよね)。

アルシュにブライトホワイトという、従来品より白さのアップしたものがあると知り、1枚買ってみました。
アルシュはバニーコルアートが日本国内独占販売とホームページで大々的にうたってますが、ミューズでもとれます。(つまり世界堂でも^^)

で、せっかくなので、手持ちの色鉛筆向きの紙をまとめてスキャンし、色を比較してみました。

・・・なんか、編集した画像のほうがわかりづらいですね。

で、目視による主観だと、白い方から順に
・ジェッソ地(合成紙)
・クラシコ5
・アルティスティコ エキストラホワイト & KMKケント250
・アルシュ ブライトホワイト
・アルシュ
・ヴィフアール
という感じでした。

紙目・色・値段で、どれも一長一短な要素があり、「これが一番、他の紙はいらん」とはならないのが、悩ましいところです。

とりあえず
「ブライトホワイト、言うほど白くない!」

※ファブリアーノのエキストラホワイトの名称、画像内でアルティスコと表記してますが、正しくは「アルティスティコ」でした。もうjpegしか残ってないので、差し替えも面倒ってことで、ここで訂正します。


ホルベイン色鉛筆 ソフトホワイト

ホルベインのツイッターに流れてきた色鉛筆でネコを描く動画で、先に下塗りをしてから、白(ソフトホワイト)で明るいところを書き起こしていく描き方が紹介されていました。
パステルやアクリルではよく見る技法ですが、色鉛筆でホワイトを書き起こしていくのって、あまりきれいに仕上がるイメージが無いんだけど、どうなのかなぁ。
ということで、試しに1本買ってきました。

確かに、乗る!
ほとんど紙の白に匹敵する白を書き起こせました。
が!!

これは、完全にクレヨンですね。
白くはなるけど、質感がまったく別のものになってしまうし、この上からさらに色を塗ることは不可能。

まあ、予想はしてたんですけどね。
こうして、また、引き出しに使わない画材が増えていく・・・。


色鉛筆画・無料体験会 2回を終えて

個展の時に募集していた、色鉛筆画・無料体験会の第1回と第2回が終わりました。
初回(8日)は8人、第2回(9日)は9人のご参加をいただき、会議室は満員状態でした。

この前、所沢ゆり園で撮ってきたゆりの写真から起こした絵を見本に下絵のトレスダウンからスタート。
会議室が入室から退出までで2時間ジャストなので、ゆっくりお話ししながらという感じにはいきませんでしたが、最初は全員向けの手順説明から入って、途中、少し手こずってる人を中心にピンポイントで手を入れ、ある程度描き込みが進んできた段階から、ひとりずつ全員の絵に手を入れていって、なんとか完成までたどり着きました。

長く玉神先生の教室で授業の進め方は見てきていましたが、いざ自分が講師の側に立ってみると、なるほど、これは逆に恐ろしいほどに自分の技術や知識がどの程度のものなのかを痛感します。
もちろん、経験豊富な諸先輩方のような授業がいきなり出来るわけはありませんが、だったら、その足りない部分は何で補うか。カルチャー教室で教えるとなれば、少なくともそこで授業料が同額の講座とは、同じだけの満足度を得てもらえるようにしなければいけないわけで、でも、そこの工夫を自分の裁量でいかようにも出来るのは、なかなかに魅力的で、生徒さんが「いいこと聞けた^^」と喜んで帰っていってくれる姿は、とてもやりがいを感じるものでした。

2回終わって、さっそく「失敗したなー」という部分も多々あり、そこは次の第3回(16日)に活かしたいと思います。

間が一週間もあるので、また別の作例を用意していこうかな。
9人だと、ひとり5分見ても45分、2時間なんてあっという間ですね。
今日は退出が少し遅れて、事務の人にやんわりと注意されたので、そこのペース配分も気をつけないと。